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コラム 機械式駐車場の保守点検は義務なの?メンテナンスの違いについて解説!

機械式駐車場の保守点検は義務なの?メンテナンスの違いについて解説!

機械式駐車場の保守点検は義務なの?メンテナンスの違いについて解説!

大型のデパートやマンションなどで見かける立体駐車場。その種類の中に機械式駐車場というものがあります。機械式駐車場は限られた土地やスペースを有効利用するために設計され、近年では都心部を中心に導入されることが多くなっていますが、そんな機械式駐車場の保守点検についてはどのくらいかご存知でしょうか?
実は機械式駐車場の保守点検は、法的に定められている訳ではありません。しかし、機械式駐車場は定期的な点検・メンテナンスは必要不可欠です。

本記事ではそんな機械式駐車場の保守点検について、なぜ点検をしなければならないのか、保守点検の内容について機械式駐車装置の総合メーカーである豊国ファシリティーズ コラム編集部が、徹底的に解説していきます!

 

この記事でわかること

  • 機械式駐車場のメンテナンスの必要性
  • 機械式駐車場の保守点検の種類
  • 機械式駐車場のメンテナンスについて

機械式駐車場のメンテナンスについて

冒頭でも申し上げた通り、機械式駐車場の保守点検は実は法律で定められている訳ではありません。
ですが法的な点検義務が無くとも、国土交通省「機械式駐車設備の適切な維持管理に関する指針」「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」では以下のように示されています。

第二章 機械式駐車設備の適切な維持管理のために管理者がなすべき事項

第1 定期的な保守・点検

管理者は、自ら適切に保守・点検を行う場合を除き、保守点検契約に基づき、機械式駐
車設備の使用頻度等に応じて、定期的に、保守・点検を保守点検事業者に行わせるものと
する。

(引用:機械式駐車設備の適切な維持管理に関する指針

 

機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン

Ⅳ-4 管理者の取組

装置の安全確保のための維持保全を行うこと。装置が正常で安全な状態を維持できるよう、機種、使用頻度等に応じて、1〜3ヶ月以内に1度を目安として、専門技術者による点検を受け、必要な措置を講じること。

(引用:機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン

※管理者とは、機械式駐車場の所有者。マンションの場合は、一般的には管理組合のことを指します。

保守点検やメンテナンスは、機械式駐車場のメンテナンス業者に委託されていることが多いです。

機械式駐車場の定期的なメンテナンスはなぜ必要なのか?

「機械式駐車場のメンテナンスは法律で定められている訳ではないし、しなくても大丈夫だろう」と考えている管理者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、定期的なメンテナンスを怠ったために、それが原因で機械式駐車場での死亡事故も実際に起こっています。

事故例:人感センサーの故障により人の存在を検知できず、装置に挟まれ死亡

利用者が装置内に留まっていることに気づかずに、専任の取扱者が装置を起動させたため、利用者が搬機に巻き込まれ死亡した。

装置には人感センサーが設置されていたが、故障したまま放置されていたため被災者を検知できなかった。

また、操作板に安全確認ボタンは設置されていなかった。

(引用:機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン

 

機械式立体駐車場、経年劣化で事故多発 点検見直し提言

マンションなどに多い機械式立体駐車場で、自動車をのせた台が落下する事故が相次いでいるとして、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は18日、安全機能に関する基準と点検項目について、国土交通省に見直しを求める意見書を提出した。

・・・

3件とも国交省の維持管理の指針に基づき、3カ月に1度の定期点検は実施されていた。それでも事故につながった機器の劣化や不具合が見逃されていたことから、事故調は国交省に対し、機器の動作確認だけでなく、内部の部品を直接点検するなど指針の点検項目を見直すよう提言した。国交省は「指摘を踏まえメーカーなどと協議したい」としている。

(引用:朝日新聞DEGITAL

また、メンテナンスは美観、性能の保持にも効果的です。結果的に機械式駐車場のメンテナンス費用の削減にもなりますので、安全面・コスト面を考慮しても定期的なメンテナンスは必須です。

機械式駐車場の保守点検について

次に機械式駐車場の保守点検について解説いたします。

一般的に保守点検は、メンテナンス業者に委託して実施します。そして、保守点検には「FM(フルメンテナンス)契約」と「POG(部分メンテナンス)契約」の2種類の契約方法があります。
それぞれ解説していきます。

FM(フルメンテナンス)契約

フルメンテナンス契約は、通常の定期メンテナンスに加え、将来的に交換が必要な部品や修繕にかかる費用が含まれている契約形態です。主に大規模な設備や機械、建物などの長寿命な資産に対して利用されます。

POG(部分メンテナンス)契約

定期的なメンテナンスや軽度の消耗品の交換、特定の作業に使用するオイルなどが契約に含まれる形式です。設備や機械の継続的な適切な機能を確保するために、定期的かつ計画的なメンテナンスが行われます
ただし、大規模な修繕が発生する場合は追加費用が発生するため、契約内容を明確に理解することが重要です。

機械式駐車場のメンテナンスは大きく2つ!それぞれのメリット・デメリットは?

機械式駐車場のメンテナンスには大きく2つのメンテナンスがあります。1つは「予防保全」です。これはどこかが故障したり、トラブルが起きたりする前に行うメンテナンスのことを指します。予防保全を定期的にしっかり行なっておくことで突発的な故障やトラブルのリスクを軽減できます。次に「事後保全」です。これは文字通り、故障やトラブルが発生した後に行うメンテナンスのことです。それぞれのメリットとデメリットついて解説していきます。

予防保全のメリット・デメリット

改めて、予防保全の場合はメリットとして故障やトラブルを未然に防ぐことが挙げられます。もちろんこれを行なっていれば100%防げるというものではありませんが、少なくても機械自体や部品の劣化を早期に見つけることができるでしょう。これはトラブルの抑止だけでなく修理費用という面でもメリットと言えます。大きな故障が起きて大規模な修繕が必要になって場合は、当然その分費用が嵩みます。それに対し、予防保全で普段から小まめにメンテナンスしておけば、そうしたリスクを軽減できます。

デメリットとしては維持費用が高くなる傾向にあることです。この後に解説する事後保全とは違い、何もなくてもメンテナンスを行うわけなので、その分の費用は必要となります。

事後保全のメリット・デメリット

事後保全の場合は、故障やトラブルが発生した後に行うものなので、予防保全と違い継続的な費用は抑えられる傾向にあります。但しこれは、前述したように後々大きな費用がかかってしまうリスクもあります。予防保全であれば未然に防げたトラブルが、万が一にでも起きてしまった場合はデメリットとなるでしょう。

機械式駐車場のことなら豊国ファシリティーズにお任せください

豊国ファシリティーズは世界に誇れる高い技術力と、利便性・安全性・美しさを満たす駐車場システムを提供するエキスパートです!
当社は1990年に水門の総合メーカーである豊国工業の民生部門として誕生し、機械式駐車装置をはじめ防水扉やその他産業設備の製造・販売を行ってきました。そして2010年に事業分割によって「豊国ファシリティーズ」が設立され、多段式駐車装置の総合メーカーとして実績を積んできました。

事業開始からこれまで、確かな経験と技術で時代のニーズに応える設計製作をマンション、商業施設等に提案・導入しています。

豊国ファシリティーズ

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結論

機械式駐車場のメンテナンスの主な目的は「安全性の確認」と「設備の老朽化対策」の2点です。また、機械式駐車場の保守契約には2種類あり、どちらが合っているのかよく検討して決定することが大切です。

何よりも大きな故障やトラブルが発生しないことが重要となりますので、メンテナンスを依頼する業者は信頼ができる業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回は機械式駐車場のメンテナンスについて、特に保守契約について解説させていただきました!こちらのブログでは、機械式駐車装置の総合メーカーである豊国ファシリティーズ コラム編集部が立体駐車場に関する様々な情報などを発信していますので、是非関連記事なども合わせてご覧ください!

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